調布市国領にある東映ラボテックであった『THE WINDS OF GOD ~KAMIKAZE~』の試写会に行ってきた。
60席ぐらいの試写室で、出来たてホヤホヤのフィルムを出演者の人達と一緒に観させてもらった。夏の空手の大会で一緒だったニコラス・ペタスも出演していて観に来てた。
『WINDS~』といえば、そう!今井雅之さんの長年に渡って大ヒット上演され続けた舞台。
(少し前にテレビドラマでやってたんだけど、あれは…)
舞台は主演、脚本などを務めたけど、今回の映画はずばり監督!さらに編集から音楽に至るまで、すべて本人がやったとか。妥協せず本気で作った「今井魂」がビシビシ伝わる作品だった~!
なんと世界で唯一残る本物の“ゼロ戦”を飛ばしちゃったんだから!そりゃ半端じゃないわ~。
過去にこの舞台を劇場で観た人は多いと思うけど、その感動を裏切らない映画になってた!
それどころか舞台の良さをそのままに、映画ならではの迫力シーンもあって大満足!(これお世辞じゃなくてホントにホント!)
正直な話し、制作予算の都合で「目をつぶらなきゃいけないシーンもあるだろうな~…」と思っていたけど…すみません、今井さんをなめていました。○億円かけてしまったそうです…。
空撮はあるは、ゼロ戦は飛ぶは、照明やカメラもメチャ凝ってるは、アメリカ本土ロケで道路止めちゃって撮影してるは・・・参りました。
さらに聞いてみたら、何ヶ月も前から撮影許可をとり、セット作りにスンゴイ時間をかけてみんなで苦労したシーンをバッサリ削ってカットしちゃったとか。こんなところからも今井さんの“本気さ”が伝わった。
渡辺裕之さんや千葉真一さんも、作品だけじゃなくて今井さんの男気に惚れて出演したんだろうな。
また、今井さんが俳優になる前に特別に刺激を受けた映画がスティーブ・マックィーンの「パピヨン」だってことを知ってると、それを彷彿させるシーンもうま~く絡めてあったりして、さらに唸ってしまう。今井監督スゴイ!スゴスギル!
試写がおわって近くの居酒屋で乾杯!みんな(過酷な?)撮影当時を振り返って盛り上がってた!
あっ、最後になるけど、この映画はアメリカ本土で上映される予定の映画。(特攻隊員の映画、アメリカ人がどう受け止めるんだろうねぇ。)
だから台詞は全部英語でしゃべってる。
しかも「0号試写版」ってやつで、日本語字幕もまだついてなかった。(泣)
一日も早く、国内で(日本語の)字幕付きで上映されるのを願ってます!!
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