WBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助VS山口真吾。

今回の試合、内藤選手の防衛戦の中では一番の出来だったのではないだろうか。

コンビを組んでいる野木トレーナーは厳しいトレーニングで有名。
その野木トレーナーの指導を受けるようになってから、実は「ややオーバーワークなのでは?」と、内藤が力を発揮できていない試合が続いているように思えていた。


“過ぎたるは及ばざるがごとし”

野木トレーナーの指導方法や理論は、ワールドの対談でも伺った。
世界のリングで12ラウンド戦うには、まだまだ日本の選手は体が弱いと。
だから体を強くするタフなトレーニングが必要だと。

しかし、世界の重圧や疲労度、内藤の年齢などから考えると、野木トレーナーの課すトレーニングの負荷がきっとキツ過ぎるのだろうと思っていたが、今回の試合を見て納得できた。

それは、チャンピオンになる前よりも内藤の力強さが増し、ポテンシャルが上がったと思えたからだ。

今回の試合前、内藤本人も「休めと言われているのに休めなかった…」と、これまでの試合では調整段階で、トレーナーではなく自分の意志での“やり過ぎ”を反省している。

トレーニングメニューではなく、メンタルの問題だったらしい。

そんなメンタルな問題も、今回の終盤KOという勝ち方をしたことで自信がつき、克服できるだろうとも思う。

それにしても山口の頑張りには感服。
 良い試合だったと思う…

こんなコメントを書いておきながら「良い試合だったと思う…」というのも、今回は会場での生観戦ではなくテレビ観戦…でもなく、実は携帯のワンセグ観戦だった。

仕事に追われてパソコンから離れられず、初めての携帯での世界戦観戦。
パソコンの画面と携帯の画面を半分ずつみていた調子だ。

明日、しっかりと録画したものをテレビの画面で見てみよう。
また違った見え方がするかも。