『アシックス創業者の鬼塚喜八郎氏が死去』

アシックス
現役当時はとてもお世話になったメーカーだ。
リングシューズは他のメーカーの物と履き比べたが、圧倒的に動きやすく、他をよせ付けないものだった。

「本気ならアシックス」 大好きなコピーだ。

私の担当をしてくれていたアシックスの日置さんに、
「ナイキやアディダスみたいに、街で履けるカジュアルシューズを出さないんですか?」と言ったところ、
「すみません、アシックスはそういうことやらないんです。」と。
この日置さんの言葉でアシックスをより好きになった。


現在は「オニツカタイガー」ブランドで、カジュアルな街履きのシューズがでている。エドウィンとコラボレートしたジーンズも発売になる。
“本気”の部分はそのままで、カジュアルの部分が加わり、私としては嬉しいばかり!

ナイキは、創業者がオニツカタイガーの靴に惚れて代理店を始めたのが創業のきっかけとなったのは有名な話。

プーマアディダスの創業者は兄弟。ナチス党員となり、軍の仕事を請け負った弟に対し、兄はそれを拒み、投獄。アディダスとプーマの誕生には戦争が絡んでいた。

フットサルで人気が復活してきた世界的スポーツメーカーの老舗ATHLETA(アスレタ)は、その昔、選手に無償で商品(練習着)を提供していたが、契約金を払って選手を広告塔に使うアディダスの進出により衰退していった…。

スポーツの秋。
店に並んだ靴を選ぶのにも、こんな裏話を知っているとなんだか楽しく、今までとは違って見えてくるはず。