さっそく観に行って来た。
新宿に行こうかと思ったけど、吉祥寺に行ってみた。
やっぱ正解!空いてたな~。

先にかみさんが吉祥寺に買い物に行ってたから、映画館の前で待ち合わせ。
上映ギリギリの時間ですべりこみセーフ。


(ここからネタばれ注意!)

ボクシングシーンやストーリーなんかは「映画だから…」というのを差し引いて観るのは当然だけど、それにしてもちょっと奇麗過ぎ、強引過ぎ?いかにも「ザ・ハリウッド映画!」だった…。

もっと家族愛とかっていうストーリーだと思っていたけど、ロッキーに近い「ボクシング映画」だね。

家族愛の部分もあったけど、それもほとんど父親のラッセル・クロウにスポットがあたっちゃって、“親子の絆”みたいなものが薄かった。子供たちも演技上手そうだったのに…。
家族愛映画大好き人間としては、「家族の絆で世界チャンプに!」的ストーリーを期待してしまった。

でもラッセルにレニー・ゼルウィガーっていう配役だから、そりゃ夫婦でもってっちゃうか、読みが甘かった…。

絶対不利の予想で世界に挑戦、結婚していて子供がいて崖っぷち…なんて自分と重なるところが多すぎたかな。映画に入り込めなかった。

試合中に家族のことが頭をよぎるなんて、生々しかった。体力の限界超えてるところで一番力になるのは“家族パワー”なんだよね。

かみさんも観終って「きっと知らない人は感動するんだろうね」と…。

かみさんは、奥さん役のレニー・ゼルウィガーが試合中にハラハラしてるシーンなんか観ても、実際には映画から伝わるもの以上の重苦しく生々しいものを感じながら俺の試合を観てたんだろうから、「違う…」って思ったんだろうな~。

うちの夫婦にとっては普通のことっていうか、薄いっていうか、“ドラマじゃなかった”ってことかな。
いろいろ思い出して、気分が重たくなったり懐かしくなったりしたけど。

きっとかみさんは中京テレビが撮ってくれた俺のドキュメント番組を観た方が、濃いんだろうね。

一つだけ言いたいのは、チャンピオンのベアが試合後に一人でリングを去って行くシーン。
あれは(映画だから…と差し引いても)いただけなかった。
フルラウンドあれだけ壮絶に戦って、あんな元気に歩かれちゃ興醒め。
めちゃくちゃいいシーンなのに~残念。

やっぱもう一つ。「未亡人になるかも…っていう不安」をダブらせる為だけに、近所の旦那さんを事故にあわせちゃったのは強引過ぎじゃないの~。っていうか、ダブらせ方が強引だよ。

まぁでも全部、レニー・ゼルウィガーが可愛かったからOKにしよう。あと、マネージャー役が良かったね。後で思い出すのはマネージャーのシーンばっかり。

ビジネスで割り切らないとツライ仕事だから、奥さん(レニー)には会わないようにしてるなんて、逆に本当は優しいマネージャーの人柄が伝わって良かった。

久しぶりの夫婦水入らずの映画。でも映画が終わるともうすぐ子供が帰ってくる時間だ、すぐ帰宅!